SDGs
2025.02.10

八ヶ岳SDGsコミュニティ第51回開催レポート


2月8日(土)、第51回『八ヶ岳SDGsコミュニティ』が開催されました。今回は甲府第一高等学校の探求科の1年生達による探究発表が行われ、その情熱と実行力に多くの参加者が感銘を受けました。持続可能な社会の実現に向けた高校生たちの取り組みを紹介します。

1. 農業の担い手を見つける「ハタケーション」:6班

農業の後継者不足を解決するために、高齢の生産者と農業に関心のある若者をマッチングするアプリの開発が提案されました。

2. 耕作放棄地の活用:10班

山梨県でも増加する耕作放棄地の活用方法について探究が行われました。具体的には、サイトを作成して放棄地の再生事例を発信し、需要を把握した上で有効活用を提案する取り組みが進められています。

3. 森林の価値を高める:11班

林業の人手不足や木材需要の低下を受け、森林資源の新たな活用法を探究しました。特に、未利用の枝葉に着目し、それを活用したバスソルトの製造が提案されました。

4. 獣害対策:12班

山梨県では年間1億6,000万円を超える獣害被害が発生しています。高校生たちは、耕作放棄地に動物の餌となる植物を植えることで、獣害を減少させるアイデアを提案しました。

今回の発表では、高校生たちが農業や林業、獣害対策などの重要な課題に対して真剣に向き合い、実践的な解決策を提案しました。参加者からは厳しい意見もありましたが、それが高校生たちの成長につながる貴重な機会となりました。

次回の『八ヶ岳SDGsコミュニティ』は3月8日に開催されます。持続可能な社会の実現に向けて、ぜひ参加して一緒に考えてみませんか?