SDGs
2025.04.15

第53回 八ヶ岳SDGsコミュニティ開催レポート


~ジェンダー平等と女性活躍、そして「自分らしく生きること」への探究~

2025年4月、第53回となる「八ヶ岳SDGsコミュニティ」が開催されました。
今回のテーマは「ジェンダー平等と女性活躍」。ですが、単に男女の区別を超えた、「一人の人間として、どう生きるか」という深い問いへと発展し、多くの気づきと感動を呼ぶ時間となりました。

学校現場から始まるジェンダー平等の取り組み

イベント冒頭では、学校におけるジェンダー平等の取り組みについて紹介されました。
「学校内に不必要な性別による区別はないか?」という視点を常に持ちながら、教職員の皆さんが丁寧な指導を日々実践されているとのこと。
こうした努力が、全県的に広がっているという事実には、会場からも感動の声が上がりました。未来を担う子どもたちにとって、性別に縛られず自分らしく過ごせる学校環境が整っていることの意義の大きさが、改めて実感されました。

甲斐ラボが語る「女性が輝く社会へ」

続いてのセッションでは、甲斐ラボの志村さんをゲストに迎え、トークセッションが行われました。ファシリテーターは同じく甲斐ラボの石川さん
志村さんは、2025年信玄公祭り「湖衣姫コレクション」でグランプリを受賞されました。

ご自身の経験を通じて、「女性が社会で活躍すること」の意味を真摯に語ってくださり、会場は大きな拍手に包まれました。自信を持ち、自分の価値を信じて挑戦する女性の姿が、多くの参加者の心を動かしました。

「多様性を認める社会」へ向けて

イベントの最後には、小野明日香さんが登壇。
ご自身の性同一性障害についての体験と、社会の中で感じてきたこと、そして現在の想いを率直に語ってくださいました。

「自分らしく生きること」の難しさと尊さ、多様性を受け入れる社会の大切さが、改めて会場全体に深く響きました。聞く人の心に静かに、けれど確かなインパクトを残した貴重なお話でした。